【夏酒】美和桜(みわさくら) 大吟醸 双三の夏
広島県三次市三和町にある美和桜酒造さんの夏酒です。
京蒸のすぐそばにある大和屋酒舗さんのオリジナルラベルの逸品です。
美和桜の夏とは…双三の夏
「美和桜酒造の所在地である三次市はかつて双三郡と呼ばれていましたが平成16年に現在の三次市にとなりました。
この双三の夏は、そんな今は存在しない自らのルーツをイメージして造られたお酒です。」
味わいは大吟醸らしくクリーミー。お米の甘みはしっかりと、飲み口は夏らしくすっきりと。なんとも素晴らしいバランスです。どうやって醸すのかな、、、?と不思議に思いました。美し!
キーンと冷やした完熟トマトやキュウリをお供にグイッとやれば、幸せが広がるのではと思います。
玉川 Ice Breaker(アイスブレーカー) 純米吟醸 無濾過生原酒
「ロックでうまい!」と毎年の夏に販売開始も即完売の京都の銘酒です。
京都府京丹後市久美浜町にある木下酒造さんの逸品です。
こちらの酒蔵の杜氏さんは日本で唯一の外国人杜氏さんであるフィリップ ハーバーさん。今までにない日本酒への感性を感じさせてくれます。英語の日本酒ってあったっけ?とも、ロックで美味い日本酒ってあったっけ!?とも。驚きを隠せません。そしてIce Breakerの顔といえば涼しげなペンギン。さらにとにかくロックで美味い。氷の溶け具合にしたがって温度とアルコール度数がエンドレスに変化し、それにともなう味の変化の楽しさもエンドレス。”Ice Breaker”は英語で「場や雰囲気を和らげるもの」の意味であり、これはまさに日本酒の役割であり、外国人杜氏さんがこれを表現した日本酒であるという価値ある逸品でもあります。
味わいは、ひとことで言うならば、「濃!」です。(氷無し)ほんとに純米吟醸?と思ってしまうほどの厚みがありますが、呑み込んだ後のスッキリ感は見事に夏酒という仕上がり。美し!です。
どちらのお酒も、大地のエネルギーに溢れおり、新鮮な夏野菜と相性抜群と思いました。
白木町の山本農園さんの新鮮な夏野菜と共に、ぜひグイッといっぱいやって頂ければと思います。
以上、新着 京蒸の夏酒のお知らせでした。
出張料理人 山本里志