広島ももうすぐ梅雨明けのようです。暑い夏がやってきますね。
今週もたくさんの夏野菜が山本農園さんより届きました。
今週の新顔は、、
オクラとミョウガです。
オクラ(英語: okra)って英名だとご存知でしたか?okra の語源は、ガーナで話されるトウィ語の nkrama からだそうで、その形状からLady’s finger(婦人の指)とも呼ばれるそうです。和名をアメリカネリと言い、ほかに陸蓮根(おかれんこん)とも呼ばれるそうです。
オクラを刻んだ時に出るぬめぬめした粘り気の正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっています。他の栄養素としては、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれるため、夏ばて防止、便秘・下痢に効く整腸作用などが期待できるスグレモノ食材です。
ミョウガは「食べると物忘れがひどくなる」と言われていますが、、、学術的な根拠はなく、栄養学的にそのような成分は含まれていないそうです。逆に近年、香り成分に集中力を増す効果があることが明らかになっています。無機成分では窒素とカリウムが多く含まれ、食物繊維(粗繊維)が多く含まれます。
なぜ、上記のような俗信が生まれたかというと、釈迦の故事に、釈迦の弟子である周利槃特(梵語:チューラパンタカの音写で、しゅりはんどく、スリバンドクなど)は記憶力に乏しい人物で、自分の名前すら忘れてしまう。そこで名荷(みょうが:名札の事)を首にかけさせたが、名荷をかけたことさえも忘れてしまった。そこで名荷と茗荷が同音である事から、このような俗信が生まれたとされるます。
安心して食べて大丈夫です笑
あとは己斐農園さんより、真っ赤なパプリカが届いてます。これはもう絶品でして、、まるでフルーツのような甘みを感じることができます。この時期だけの贅沢なパプリカとなっております。
暑さにマケズ、夏野菜とうまく付き合って元気に夏を乗り切りましょう!
出張料理人 山本里志