vol.580
【知ることが最幸の癒し】
ご先祖様に感謝をし
この国の素晴らしさを
わたしに関わって下さる
全ての人に伝え続けていくために
使命をもち広島に産まれた
「知癒」をテーマに旅する出張料理人
料理歴25年の経験と知識により
自然の素材を活かし切る
そんなやまもとのブログでございます
※閲覧注意※
リアルな猟の現場のお話がでてきます
ご理解なき方は閲覧をお控えくださいませ
本日は
広島市安佐北区白木町にある
ワタシの実家で目覚め
山へ向かった
そんなやまもとです
昨日は
新しい仕事の打ち合わせのあと
久しぶりの温泉に寄ってからの
実家に作業着を物色しに帰り
父のおさがりの
作業用のツナギをゆずりうけ
「天ぷらしてや〜」ってことで
出張料理人に早がわり笑
新鮮な野菜の天ぷらは
格別でございますね〜
腹いっぱいいただきまして
18:30には就寝してしまった
そんなやまもとです
今朝の7:00に起きたから
軽〜く12時間も寝てしまった
寝るオッサンは
よ〜育つやつ笑
そんな今日は
久しぶりの獲物を狙うべく
いざ山へ
夕方からの雨予報
曇りが続く涼しい今日は
絶好のハンターチャンス
支度を万全にし
いつものルートで
山道へ侵入〜
さっそく1頭目を発見するも
先に気づかれスタコラ逃走〜
やっぱ今日は鹿がでとるな
そして次のポイントへ〜
う〜ん
ここはおらんか・・・
そう思い引き返してると
草むらの陰に鹿の背中を確認
こっちには気づいてないようじゃ
距離にして20メートル
狙いを定めて
「パーン」とかまし
走って逃げた姿もなかったから
倒れたなと判断しさっそく現場検証へ
おいおい〜
逃げてないんかい!
当たって倒れて姿が消えたと思いきや
一歩下がった草のかげに
ポツンと立ってるじゃないの〜
結論
ハズレ
そして鹿さんは
山奥へとスタコラ〜
こんなこともあると知る
そんなやまもとです
気を取りなおして
次のポイントへ〜
向かう途中に
山を駆け上がる鹿を数頭も見かけ
今日はやはり鹿が動きまくってる模様
次のポイントでは
見かけることはなく
さらに次へ〜
茂みの陰に
鹿を確認するも
こちらも先に気づかれ
竹やぶへスタコラ退散され
長距離が狙える銃の
必要性をかみしめながら
はい次のポイントへ〜
足音をたてぬよう
静か〜に侵入して
あたりを観察すると・・・
いた
先に気づかれて
ワタシの目の前を右ななめ後方に
猛ダッシュをキメる
そんな鹿さんです
そりゃそう
命のやりとりなんだから
相手も必死
先日に師匠に教わった
動く獲物に当てる技術の話が
脳裏をよぎり
その時の話と
全く同じシチュエーション
「ななめ奥に走る獲物に当てるには?」
ほぼ物理の問題
正解は
進行方向の
鹿の少し前を撃つ
「パーン」
スローモーションのように
時間が止まったような感覚
あら?
元気に走りよるねえ・・・
やっぱ動くのは
ムズカシイのう
はじめて動く獲物を撃ったが
勉強になったからまあええか
そう思いながら
スタコラ逃げる鹿の動きが
一瞬おかしいことに気づく
そんなやまもとです
あれ?
一瞬 後ろ脚をひきづったぞ・・・
もしや・・・
いざ現場検証へ
25メートルくらい先にいたから
まだ近くにいるはず
逃げた方へ向かい
沢の方を見ると
必死に逃げている鹿を確認
待て〜い
ガチで山の中を
相手は逃げるわけですから
鉄砲が枝木にひっかかる〜
もはやクモの巣をはらう
道具と化したワタシの銃〜
なんとか追いついてみると
ハラをかすめて
後ろ脚を撃ち抜いていて
倒れておられました
よくここまで逃げたな・・・
100メートル以上離れとるのに
話には聞いていたけど
野性の命の強さのリアルを
目の前にした
そんなやまもとです
もうこれ以上
苦しまなくて済むように
適切な処置をほどこし
手をあわせ黙祷をし
山をでました
未熟な技術のせいで
余計に苦しめてしまった
もっとウデを磨かなければ
たくさんの学びをくれた
ワタシの5頭目の獲物の鹿さん
ありがとう
もっと精進します
そんな明日は
ワタシの所属する猟友会の
射撃訓練の日という偶然
しっかり学んで
次の猟に活かすと決めた
そんなやまもとです
山をおり
母が握ってくれたおにぎりを
川のほとりでいただきながら
今日も命を感じる
素晴らしい日となりましたとさ
本日も長々とお読みいただき
ありがとうございます
また描きますね
ではでは〜
まだデータがありません。
Profile
21歳より飲食店で働き始め37歳で和食店「京蒸」を広島市の一等地に独立開業
8年間営業をする中で自身の体調不良や妻の免疫系疾患を経験する
これをきっかけに 「カラダは食べ物で出来ている事」を痛感する
現代に溢れる食べ物はカラダを壊すまがい物と知り自然な食材の大切さに気づき、化学調味料や農薬まみれの野菜や養殖の魚や家畜などを食べない自然なものだけの食生活を 約2年間続けることで自身も妻も健康を取り戻した経験を持つ
その経験から野菜は無農薬野菜 魚は天然 肉は自ら猟師として調達するジビエ 調味料は天日塩のみを使用するカラダのためにしかならない食事を考案する
より多くの方に食事の大切さを伝えるべく店舗を閉め自然な食の大切さを伝え歩く猟師&料理人として2023年1月より再スタートを切る
化学調味料を使わない料理は「味気ない」「美味しくない」と評されることが多いが料理歴25年の経験と知識から独自の「美味しさ」を表現する「重ね煮」のスタイルを考案し現在に至る
現在は広島以外にも顧客を持つ出張料理人として活躍しながら猟師としての講演も人気を博している