vol.538
【知ることが最幸の癒し】
ご先祖様に感謝をし
この国の素晴らしさを
わたしに関わって下さる
全ての人に伝え続けていくために
使命をもち広島に産まれた
「知癒」をテーマに旅する出張料理人
料理歴25年の経験と知識により
自然の素材を活かし切る
そんなやまもとのブログでございます
野生の恵は
そう簡単に手に入るものではない
今日はそんなお話
ぜひお読みください
本日は朝8:00から
わが町甲田町の
有害鳥獣駆除活動にでた
そんなやまもとです
猟グッズを詰めこんで
いざ集合場所へ〜
仲間たちと合流し
いざ山へ
今日は各々
散らばって野生動物を
みつけてやっつける作戦
まだ暑くて
猟犬を山に入れると
死んでしまう恐れがあるので
人力での捜索となりました
みんなとは無線で
繋がっているので
あっちへ行ってみます〜
こっちへ行ってみます〜と
探し回るも暑さのせいか
なかなか獲物を
見つけることができず
ワタシも谷を中心に
何ヶ所か回りましたが
お留守が続き
ベテランのセンパイも
姿が見えんようじゃ〜
ワタシにゃみつけれんかなと
思いながら山を下っていると
ん?
右手の山ぎわに
鹿を発見〜
柵がしてある向こうにいたし
公道を走っていたので
あえなくスルー
Uターンして
みに行くとそこにはもう
鹿の姿はなく
ちょうど後ろから
センパイの軽トラが来て
「おったじゃろ〜見た?」って
無線が入り
おったっすね〜って
高揚する2人がそこに
結局今日は
この1頭と
帰り際にそのセンパイが
もう1頭見かけただけで
猟師8名の大捜索も
センパイとワタシしか
獲物を見ずに終わることとなりました
どうやら獲物と出逢う
運だけはあるような
そんなやまもとです
どんなウデききの
ベテランのスナイパーでも
獲物がいないと
獲ることはできない
ワタシはペーペーの
新米猟師じゃけど
チャンスはなぜか多いやつ笑
今日はこの辺にしとくか〜と
全体での駆除活動は
おひらきになりましたが
最後にもう1ヶ所
行ってみいということで
歳が1番近いセンパイと
山の上までパトロール〜
結局ここにもおらず
師匠のアジトに戻ったのが
11:00を回ったころでした
3時間走り回っても
1頭も獲れないこともザラ
それくらい
ジビエの世界はシビア
安定供給ができる
畜産の肉とは真逆の存在
そしてその中でも
ベストな状態で捕獲できるものって
めちゃ貴重なんです
リアルには描きませんが
いかに獲物にストレスを与えず
仕留めてあげるか
そしてそれを
運び出すところまで考えるのが
ウデのいい猟師さんです
今年の4月から
実際にジビエの解体の現場で
いろんな個体を見てきましたが
ワナにかかった獲物は
逃げるべくあばれ散らかし
ダメージだらけのがほとんど
モラル的にも
食用に回せるのは
ほとんどないに等しい
だけど
道の駅とかでよく
売ってたりするし
ジビエ関連の商品も
けっこう見かけるし
ペットフードに
加工されたものが
最近よく出回ってる
どんな状態のでもいいから売ってくれ
そんなペットフード業者もいる中
そんなもん
「愛犬に食べさせれるわけない!」と
アツイ想いを持った
神戸の友が描いてくれた
そんかブログがコチラです
8月初旬の
大阪への出張料理ツアーの帰りに
神戸で話をして
ワタシの中から
「ペット」という言葉は
消え去りました
家族として迎えいれるのが
当たり前だと彼女は言う
その想いの
真意に触れることができ
心を突き動かされた
そんな神戸での夜でした
ワタシにとっては
野生動物の命は
まさにプライスレス
値段なんか
本来ならつけようがないやつ
だって命の値段だよ?
オマエの命
こんなもんってニンゲンが
勝手に決めちゃおかしいよね
ジビエ肉は本来
畜産の肉とは別世界の
価値があるもの
相手は野生じゃけんね
獲れる時もあれば
姿すら見えん時もある
姿だけでも見れる
ワタシは幸運な方
まだ四つ脚は
獲ったことないけどね笑
そんなこんなで
夕方まで師匠のアジトで
いろんな話を聞かせてもらい
最後のチャンスを求めて
18:00過ぎにもう1度
山へ出撃〜
結果
お留守でしたが
サイコーの夕陽を
みることができました
自然からの
ご褒美かな〜
よし
明日の日の出にあわせて
出撃の準備じゃな
鹿肉を喰らって
寝るとしよう
本日も長々とお読みいただき
ありがとうございます
また描きますね
ではでは〜
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Profile
21歳より飲食店で働き始め37歳で和食店「京蒸」を広島市の一等地に独立開業
8年間営業をする中で自身の体調不良や妻の免疫系疾患を経験する
これをきっかけに 「カラダは食べ物で出来ている事」を痛感する
現代に溢れる食べ物はカラダを壊すまがい物と知り自然な食材の大切さに気づき、化学調味料や農薬まみれの野菜や養殖の魚や家畜などを食べない自然なものだけの食生活を 約2年間続けることで自身も妻も健康を取り戻した経験を持つ
その経験から野菜は無農薬野菜 魚は天然 肉は自ら猟師として調達するジビエ 調味料は天日塩のみを使用するカラダのためにしかならない食事を考案する
より多くの方に食事の大切さを伝えるべく店舗を閉め自然な食の大切さを伝え歩く猟師&料理人として2023年1月より再スタートを切る
化学調味料を使わない料理は「味気ない」「美味しくない」と評されることが多いが料理歴25年の経験と知識から独自の「美味しさ」を表現する「重ね煮」のスタイルを考案し現在に至る
現在は広島以外にも顧客を持つ出張料理人として活躍しながら猟師としての講演も人気を博している